Body

65年までは特注オプションとなっており、ただでさえ個体の少ないカスタムカラーの中でも特に個体数の少ないInca Silver。

下地の白の上にシルバーが乗せられており、トップのラッカーコートの黄ばみが加わる事でゴールドの様にも見える。

エルボーカットの塗装剥げ部分。3層に分かれた色味が分かりやすい。

塗装の際、6弦側2箇所のジョイント用の穴を利用し、2本のネジでハンドルを固定して乾燥させていたため、6弦側の塗装が薄くなっている。

バックル傷がヴィンテージらしい良い雰囲気。

バックコンターには横向きにクラックの線が入っているのがわかる。

下地にホワイトが塗ってあるため、メタリックがより上品な光沢になっている。

バックプレートを外してみるとFender出荷時のシルバーカラーがハッキリとわかる。

綺麗に加工が施されたキャビティ。69年ごろからテンプレートが変わり、角ばった大きめのキャビティになる。

コントロールキャビティ。

ジャックプレート取付ネジ穴の横に小さなジグ穴があけられている。

滑らかな曲線を描く深めのバックカット。65年以降から少しずつ範囲が狭まり、コンターも浅くなっていく。

エンドピンから右側に至るまで大きくコンター加工が施されており、滑らかな曲線美を描いている。65年以降の物はエンドピン付近でコンター加工が終わっており、急な角度で削られている。



1963 Stratocaster Inca Silver